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今週も半ばになり、週末まで待てないので5月4日に京都競馬場で行われる第137回 天皇賞(春)について面白い情報を掲載してみたい。ヤマショウ予想には全く関係ないが、「へぇ〜」と思って頂けたら幸いです。

今週、天皇賞にエントリーしているのは、この19頭。
アイポッパー
アサクサキングス
アドマイヤジュピタ
アドマイヤフジ
アドマイヤメイン
アドマイヤモナーク
ココナッツパンチ
コスモバルク
サンバレンティン
シルクネクサス
トウカイエリート
トウカイトリック
トウショウナイト
ドリームパートナー
ドリームパスポート
フォルテベリーニ
ホクトスルタン
ポップロック
メイショウサムソン

今日は種牡馬に注目してみよう。ヤマショウ競馬のデータに種牡馬のデータはない。しかし、昔から競馬は血統だと信じてやまない面々がいらっしゃるのも事実。そこで検証も兼ねて父馬を調べてみました。下記に上記出走馬に順じた父馬を列記してみた。

サッカーボーイ
ホワイトマズル
フレンチデピュティ
アドマイヤベガ
サンデーサイレンス
ドリームウェル
マンハッタンカフェ
ザグレブ
スペシャルウィーク
グラスワンダー
サンデーサイレンス
エルコンドルパサー
ティンバーカントリー
エリシオ
フジキセキ
ヘクタープロテクター
メジロマックイーン
エリシオ
オペラハウス

懐かしい名前やいかにも勝ちそうな実績馬が名を連ねている。この天皇賞(春)はステイヤーの馬を持つ陣営にとっては最高峰に位置するレースで、実は血統が如実に結果に反映されるとして、競走馬引退後の評価に大きな影響を与える為、どうしても獲りたいタイトルの一つとなっている。実は予想とは別にヤマショウもある産駒の馬に注目しており、すでに日曜日が楽しみでしょうがない。

では、有力馬からその父馬の過去・現在を紐解いてみよう。

まずは最後の天皇賞(春)挑戦になるアイポッパーの父馬【サッカーボーイ】
現役時代はテンポイントの再来と言われるほどの切れ味鋭い末足を武器に1987年のJRA賞最優秀3歳牡馬(旧称。現在のJRA賞最優秀2歳牡馬)に選出されるほどの実力馬。しかし、4歳以降(現3歳)は足周りの故障に悩まされ、翌年の有馬記念を3着で駆け抜けたのを最後に引退。天皇賞(春)は走っていない。しかし、産駒の中にはナリタトップロードやヒシミラクルといった生粋のステイヤーも育っているので血統からみると申し分ないといえる。

アサクサキングスの父馬は【ホワイトマズル】
現役時代はイギリスで活躍した競走馬。武豊を背に参戦するなど日本になじみがあった事もあり、引退後すぐに日本に輸入された。初年度産駒からビハインドザマスクのような短距離を得意とする馬が出たが、後の産駒からスマイルトゥモローや、天皇賞(春)を勝ったイングランディーレなど中長距離馬も出ている。今回もアサクサキングスが逃げ一手の競馬をしたならスタミナに物を言わせて「行った行った」の競馬があるかもしれない。血統的には有力候補と言えるでしょう。

アドマイヤジュピタの父馬は【フレンチデピュティ】
現役時代はアメリカで活躍した競走馬。産駒のクロフネの活躍を受けて急遽輸入され、現在まで数多くの重賞勝ち産駒を輩出するも、短・中距離を得意とする馬が多く今回人気が期待される阪神大賞典の勝馬アドマイヤジュピタも血統的には△と言わざるおえない。

アドマイヤフジの父馬は【アドマイヤベガ】
双子の生き残りとして生まれたアドマイヤベガは運悪く母馬のベガと同様に左前脚が内側に曲がっていた。現役時代は東京優駿(日本ダービー)をレコードタイ記録で優勝するなど輝かしい成績を残している。天皇賞(春)に最有力と言われる菊花賞ではナリタトップロードに敗れ、天皇賞(春)に出走することなく引退した。産駒には障害に転向して大活躍のテイエムドラゴンや2006年の桜花賞優勝馬キストゥヘヴンがいるが、ステイヤー体質とは言いがたく血統から言うと疑問符か。

アドマイヤモナークの父馬は【ドリームウェル】
現役時代はフランスで活躍した競走馬。1999年のサンクルー大賞では武豊騎乗のエルコンドルパサーとも戦っている。コレと言った産駒に恵まれずアドマイヤモナークを残し、現在は故郷フランスで繋養されている。血統的にはサドラーズウェルズ系の種牡馬とあって、産駒は中・長距離で活躍することが多い。該当馬アドマイヤモナークも3400mのダイヤモンドステークスや2400mの日経新春杯を勝っていることから実績だけで候補から外すにはどうか。×印の片隅にでも残したほうがいいのではないだろうか。

トウカイトリックの父馬は【エルコンドルパサー】
言わずと知れた凱旋門賞2着馬のエルコンドルパサー。この馬については話すと長くなりそうなのでどこかで誰かが止めてくれる事を望んで書く事にする。現役時代はデビュー当初から大器の片鱗を見せ、新馬戦と昇格戦において7馬身・9馬身差と圧倒的な強さを見せてNHKマイルカップまで無傷の5連勝で当時管理していた二ノ宮厩舎に初のG1をプレゼントした。その後、秋まで放牧されマイルチャンピオンシップに向かうものと推測されたが、予想に反してジャパンカップへ出走。当時、マイラーと報じられていた事からヤマショウも(そりゃないなぁ)と思ったのを覚えています。しかし、風評どこふく風とばかりに1番人気スペシャルウィークや2番人気エアグルーヴを抑えて日本の3歳馬として初めてジャパンカップを制する快挙を成し遂げたのである。4歳になると同時に国内には目もくれず聖地フランスに飛び、世界最高峰の凱旋門賞を目指し、5月に中距離G1のイスパーン賞を4分の3馬身差の2着でスタートした。7月にはサンクルー大賞で念願のフランスG1を制し、9月に凱旋門賞と同じ競馬場・同じ距離で開催されているフォワ賞に出馬。アタマ差とはいえ堂々と優勝している。万全の体制で凱旋門に挑戦できる環境は出来上がったのだが、このフォワ賞に勝った馬は凱旋門賞では勝てないとのデータに裏づけされるように、2強対決と賞されたもう一頭のモンジューとの大激戦の末、半馬身差で敗れたのである。ヤマショウは今でも至上最強馬はディープインパクトか、このエルコンドルパサーかと思うくらい思い入れの強い馬なのだ。
一方、もしもこの年に国内に残って対戦していたとしたら、ライバルになっていたであろう馬にスペシャルウィークとグラスワンダーがいる。戦っていたらどの馬が勝ったのかは私にはどうでもいいことで、世代を超えた子孫の対決を楽しむ為にも、彼の血統を受け継ぐ馬の活躍がどうしても必要なのだ。
当のエルコンドルパサーは2002年7月13日、腸捻転を発症し残念ながら死亡している。何としても子孫に頑張ってもらいたいと願っているファンも少なくないと思われる。血統・実績・展開どれをとっても決してトウカイトリックをお薦めする事は出来ないが、馬券や予想とは別にヤマショウはエルコンドルパサーの子、トウカイトリックを応援します。いつの日かソックリな馬が出る事を祈って・・・

やはり長くなってしまった・・

ドリームパスポートの父馬は【フジキセキ】
後続に8馬身の差をつける鮮烈なデビューを飾った同馬は、なんの不安もなく負けなしで朝日杯3歳ステークスを獲り、続く弥生賞も圧倒的な強さで勝ち、牡馬クラシック戦線に大本命として名乗りをあげる。しかし、屈腱炎(くっけんえん)を発症し皐月賞を前に引退する不運に見舞われる。生涯負けなしの4戦4勝で種牡馬生活に入ったのだが、サンデーサイレンス産駒初の種牡馬という事もあり注目を集め、現在はリーディングサイアーランキングで上位の常連となっている。主な産駒にオーストラリアにシャトル種牡馬としてリースされた時の子、キンシャサノキセキやヴィクトリアマイルを勝ったコイウタがいる。ただ、血統的に考えると長距離に適性を持つ産駒が少なく今回の参戦には?と言わざるおえない。

ホクトスルタンの父馬は【メジロマックイーン】
’91’92と天皇賞(春)を連覇しているマックイーンはメジロアサマ・メジロティターンに続く父子三代天皇賞制覇という偉業を成し遂げた由緒ある家系だ。現役中はG1を4勝、G2を5勝と引退まで抜群の安定感を保ちつづけたが、競走馬引退後は活躍する産駒は出ておらず、種牡馬としてはいい評価は得られていない。マックイーン関係者としてはサンシャインS(中山・芝2500m)で6馬身差の圧勝劇を演じたホクトスルタンの活躍に期待せざるおえない状況だ。晩成のステイヤー血統だけに、この距離なら4歳となった今、天皇賞(春)を快走して父子四代天皇賞制覇を達成してみたいだろう。

ポップロックの父馬は【エリシオ】
現役時代はフランスで活躍した競走馬。第75回凱旋門賞を制し、ジャパンカップにも参戦したほどの優秀馬だ。2000年から日本で種牡馬生活を送るが、日本国内では思ったほど成績が伸びず現在は北アイルランドで繋養されている。血統は世界的に幅広く産駒を輩出しているノーザンダンサー系の為、当たれば走るといった以外評価のしようが無い血統だ。産駒のなかで唯一活躍しているポップロックの参戦なのだが、ヤマショウ能力指数では1位の数値を弾き出した。血統的には有り得る▲といったところか。ヤマショウとしては3着以内に頑張ってくれれば馬券はとれるかな?といった印象。

メイショウサムソンの父馬は【オペラハウス】
現役時代はイギリスで活躍した競走馬。オペラハウスと言えば長・中距離に滅法強いサドラーズウェルズの血を引くステイヤーである。産駒には天皇賞(春)連覇や天皇賞(春)(秋)同年度制覇を成し遂げたテイエムオペラオーがいる。連覇がかかったメイショウサムソンにとって願っても無いデータだ。
血統で言うならグリグリの◎といっても誰も異論はないだろう。

アドマイヤメインとトウカイエリートの父馬は【サンデーサイレンス】
サンデーサイレンス系というサイヤーラインが新設されるほどの産駒を世に出した稀代の名種牡馬である。初年度産駒がデビューした1994年の翌年には日本リーディングサイアーを獲得するという史上初の快挙を成し遂げ、2006年には最も勝利した母馬の父としてリーディングブルードメアサイアーの座を獲得した。それまでノーザンテースト一色だった日本の競馬に、ここまで浸透出来たのはサンデーサイレンスにノーザンダンサーやナスルーラなどの当時主流だった血統が入っていなかった為、繁殖牝馬に恵まれブリーダーとしても扱いやすかったからに他ならない。そんな名馬も2002年8月亡くなるのだが、残した功績は末代まで受け継がれる事だろう。さて、ラストクロップとなった2003年生まれの中に今回出走予定のアドマイヤメインがいる。しかし、世代交代は否めず実子より孫の世代になっている事を認めざるおえない結果になる気がしているのは私だけではないはずだ。


以上、余談といってはなんだが、ヤマショウの予想とは全くかけ離れたところで話を進めてきた。親馬同士の世代を超えた対決や同血統の対戦、はたまた自身の印象に強く残る引退馬の子孫だったりと出走馬のルーツを辿ると妙に応援したくなる馬が出てきたりします。今年もまた名勝負を見せてくれるだろう名馬達に勝っても負けても元気に駆け抜けてほしいと願います。

奇しくもこれを書いている間に出走を予定していたトウショウナイト号死亡の訃報が届きました。調教中の事故による安楽死という事ですが、残念です。ご冥福を祈ります。

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